さて、今回はパソコンのメモリについてです。
メモリというのは一時的な作業領域です。
仕事をする上でいえば、
「机」
といったところでしょうか?
まず、用語について確認していきます。
DDR3/4とは
DDR3 SDRAM - Wikipedia
ということで、メモリの規格です。
正確にはチップの規格ですので同様な意味合いとして、モジュールの規格があります。
DDR3とPC3
が同義でその後ろにつく数字が速度です。
パソコンによってこの後ろの数字で動く動かない場合があるので、あとから追加する時には注意が必要です。
規格があっていれば、速度は多少ずれていても互換性があって動作する場合が多いです。
ですが、本来の性能が出せない場合があるので、きちんと確認しておきましょう。
メモリは1枚より複数枚ある方が性能があがります。
これは、「デュアルチャネル」や「トリプルチャネル」と呼ばれます。
デュアルチャネル/トリプルチャネル
詳しくは置いておくとして、
2枚のメモリを1枚とみなして同時にアクセスすることでメモリへアクセスする時間が半分で良くなるとになるといえばよいかな。
弊害もありますが、購入時にメモリ1枚か2枚かで気持ち体感速度が変わることがあります。
3枚を1つとして動作させるトリプルチャネルというのもありますが、本当に高性能を求める場合のみですので、頭の片隅においといてください。
さて、基本的な用語はこの程度だと思います。
パソコンの買い替えなら今のパソコンのメモリサイズと利用状況は確認しておいたほうが良いかと思います。
現在のメモリのサイズはパソコンで確認できます。
確認仕方は、
コントロールパネル(または設定)から
システム>バージョン情報
実装RAM
から搭載されているメモリサイズがわかります。
今のパソコンが遅いと感じているならタスクマネージャーからメモリの利用状況を確認する必要があります。
キーボードから以下のキーを同時に押下しタスクマネージャーを起動します。
Ctrl+shift+ESC
その後、パフォーマンスタブをクリックし、メモリの利用状況を確認します。
立ち上げただけなら、50%以下であってほしいです。
その時点で50%を超えているようであれば少し足りていない気がしますね。
買い替え後はこうならないよう、一度見ておくとよいでしょう。
パソコンの状態を詳しく知りたければ、
「CPU-Z」
というフリーソフトをダウンロードしインストールすると良いです。
CPU-Zの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
メモリのサイズがどういったものが最適なのか?
なにを選ぶのが良いのか、すこし見ていきたいと思います。
メモリサイズから比較
パソコンのカタログに書かれているものから逆に性能と利用可能な用途を見ていきたいと思います。
「4GB」
最近パソコンに搭載されている「4GB」のパソコンは
CPUは「atom、Celron、Core i3」といった下位グレードのものですね。
記憶領域は、「HDD 500GB~、SSD 128GB~」といったもの。
一般的に「エントリーモデル」と呼ばれることが多く安価ですが性能は低めです。
価格も3万円~5万円あたりといったところですね。
紹介されている作業内容も、WordやExcel、インターネットの閲覧といったものが一般的です。
このあたりは、スマートフォンやタブレット端末とも競合しますが、アプトプットメインであればこのあたりでもよいですね。
「8GB」
価格的には中ランク。
少し良いものをとなるとこのランクになりますね。
CPUは「Core i5」前後です。
記憶領域は「SSD256GB~512GB、HDD1TB」あたりでしょうか。
価格は少し上がって7万円~10万円ぐらいですかね。
WordやExcelといった作業に簡単な動画編集や画像処理といった作業までこなすことができるモデル。
多くの人はこの辺りまでで満足できると思います。
「16GB」
この辺りから価格は青天井となっていきます。
CPUは「Core i7」といった上位モデル
記憶領域も「SSD 512GB、HDD 2TB」といったものや両方搭載したものになります。
あと、画像処理についても専用の機器が用意され「Gefroce GTX」「RADEON」といったものが記載されているようになります。
このクラスは専門性の高い処理を目的とし、ディスプレイも2台~といった贅沢な使い方もできるモデルが多くなります。
漫画家さんや動画編集をメインとするような使い方、さらにゲームに特化したようなものもこの辺りのモデルが多いです。
ということで、メモリとCPUの性能はバランスがあり、どのあたりのスペックが必要ならメモリとCPUの性能は併せてみておきましょう。
CPUは「Core i7」だけどメモリは「4GB」というのはアンバランスですし。
記憶領域はどうしてもパソコン全体の速度を決めるモノになってきているので、SSD搭載モデルを選択しておくのが
のちのち幸せになれます。
このあたりは、BTOメーカーの商品モデルをそのまま購入するのがお得なので、
メモリだけで見ると、
常にデュアルチャネルとなっている
ドスパラ
と
メモリが8GB以上を搭載したモデルは8GBのメモリを採用しているので
後から自分で追加する可能性があるなら
マウスコンピューター / TOP
あとは、
メーカー製のパソコンなら
や
ですかねえ。
ではでは。